退職代行はありえない?非常識?実際クズ認定されたか利用者に聞いてみた
最近耳にするようになった退職代行サービスですが、世間ではまだまだ浸透していないため、世代によっては「退職代行サービスを使うなんてありえない」「最後の挨拶もしないのは非常識」「退職代行サービスを使うこと自体クズだ」などの否定的な声があることも事実です。
本記事では、そもそも退職代行サービスを利用して退職することは非常識でありえないことなのか、なぜ「クズ」「違法なのでは」という否定的な意見があるのか、どういう場合に利用すると効果的なのか、などについて解説していきます。
退職代行サービスを利用して退職を実現した人のリアルな体験談も交えながら紹介しますので、「退職したいけど自分では言えなそう」「でも退職代行サービスを使うのは周りの目が気になる…」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
退職代行を使うのはありえない!?クズで非常識な人なの!?
【結論】退職代行を使うことはありえないことでも非常識でもクズでもない!
結論からいうと、退職代行サービスを利用することは非常識でもクズでもなく、ありえない行為でもありません。その理由は、大きく分けて3つあります。
まず、「退職代行サービス自体が違法行為なのではないか」と疑っている人がいるかもしれませんが、退職代行サービスとは退職希望者に代わって会社に退職意思を伝えたり、退職に関する連絡事項の伝達をしたりするサービスのことで、決して違法ではありません。
加えて、労働者には退職代行サービスを利用したかどうかに関わらず自由に退職できる権利があります。そのため、たとえ退職代行サービスを使って退職したとしても、それは決して非常識でありえない行為ではありません。
そもそも退職代行サービスが生まれた背景には、「退職を希望しているのに聞き入れてくれない」「上司からパワハラを受けていて、退職の意思を伝えること自体が怖い」などの退職希望者がもつ悩みが深く関わっています。
退職代行サービス自体を「ありえない」「非常識だ」という前に、上記のように退職希望者を強引に引き止めたり、退職が難しい状況に追い込む会社の方が問題だといえるでしょう。
退職代行サービスは話題になって間もないということもあり、「ありえない」「非常識だ」と非難されることがあります。
ただ、なぜ退職希望者が退職代行サービスを使わなければならなかったのかを考えると、会社側に原因がある場合がほとんどです。
「上司からのハラスメント行為が日常的に行われ、退職したいと口にできるような環境ではなかった」「人材不足を理由に何度も引き止められる」など、会社側の問題が退職代行サービスを利用する理由になっている場合、退職代行サービスを利用した人がクズや非常識だと言われる筋合いはありません。
退職を自分で伝えることが難しいという場合、バックレるくらいであれば退職代行サービスを利用したほうが会社に迷惑をかけることなく退職することができます。
もしも退職希望者がバックレた場合は、会社と退職希望者の間で引き継ぎや貸与品の返却などが不可能になってしまいますが、退職代行サービスを利用すれば退職代行サービス事業者を介して引き継ぎ内容を伝えたり、郵送で貸与品を返却したり、などのやり取りを行うことが可能です。
つまり、会社側にも大きなメリットがあるのです。
そもそも、何も言わずバックレれば済むのを会社と揉めないために料金を払って退職代行サービスを使うわけですから、退職代行サービス利用者はそのほとんどが真面目で誠実な人ばかりなのです。
今ではバックレる方がよっぽど非常識でありえない行為だといえるでしょう。
なぜ退職代行サービスに「クズ」「ありえない」「非常識」などの否定的な意見があるのか?
退職代行サービスに対して、「クズ」「ありえない」「非常識だ」などの否定的な意見をする人は、「挨拶もなしに辞めるのは礼儀がなってない」「社会人なら自分で伝えるべき」という考えを持っていることが多いです。
これらの否定的な意見は、「これまで自分が退職に関して苦労してきた経験があるから」「他の人は使ってないのに自分だけ使うなんて甘えだ」などの古い考えに縛られている場合もあります。
また、そういう意見をするのは大体が会社側の社長や上司など、「退職代行を使われた」側の人たちで、ただの逆恨みだったりもします。
「クズ」「ありえない」「非常識」などの意見があることは確かですが、あくまでごく一部の人々の意見ですので気にする必要はありません。
退職代行サービスはクズではない!使った方が良いケースとメリット
ここまでは、退職代行サービスの利用が決して非常識でありえない行為ではないこととその理由、なぜ退職代行サービスに関して「クズ」「ありえない」「非常識」などの否定的な意見があるのかを解説してきました。
ここでは、退職代行サービスを使った方がスムーズに退職できるケース3つと、それぞれの場合にどんなメリットが得られるかを紹介していきます。
退職代行サービスを使った方が良いケース① 退職を伝えても引き止められる
「人材不足などを理由に引き止められて、何度伝えても退職できない」「待遇や環境の改善を提案されて毎回断れずに退職できていない」など、退職意思を伝えても引き止められる場合には、退職代行サービスを使うことが効果的です。
退職代行サービスでは、まずはじめに退職希望者本人やその家族へ直接連絡しないよう会社へと伝えます。
その後は、退職代行サービス事業者が退職希望者の代わりに会社とのやりとりを行い退職まで進んでいきますので、「引き止められる」ということが発生しません。
退職代行サービスを使った方が良いケース② ハラスメントを受けており、怖くて辞めたいと言えない
「会社の上司から日常的にハラスメント行為を受けていて、ただでさえ怖いのに辞めたいなんて言えない」という場合も、退職代行サービスはとても有効です。
この場合は、退職を伝えるということ自体に危険が伴うとともに、すでに精神的ダメージをかなり受けている可能性があります。辞めたいけど辞められない、という状況のまま会社に居続けてしまうと、うつ病などの精神的な病気を発症してしまうこともあり得ます。
そんな時に退職代行サービスを利用すれば、上司と顔を合わせることなく、また、退職日まで出勤することもなく退職を実現することができます。
退職代行サービス事業者が間に立つことで、「上司に嫌がらせをされるかも」「退職日までハラスメントが悪化したらどうしよう」などのこれまでの不安が解消されるのです。
退職代行サービスを使った方が良いケース③ 有給消化や給与などについての交渉を自分でできそうにない
人間関係に問題を抱えていたり、性格的に人に何かを要求することが難しいという場合、退職に関わる交渉を自分で行う自信がない、ということもあるかもしれません。
そういった場合には、退職に関するプロである退職代行サービスを利用することで、会社に求める内容を円滑に伝えることができます。
最近では数多くの退職代行サービス事業者が存在していますが、何かトラブルが起きたときのためにアフターフォローを行ってくれる退職代行サービス事業者へ依頼するとよいでしょう。
(「男の退職代行」「わたしNEXT<女性の退職代行>」では、退職代行後のアフターフォローをしっかりと行うようにしています)
▶トラブル知らずの退職代行とは?おすすめな退職代行の選び方3つのポイント
▶こんな退職代行には気をつけろ!金額で退職代行を見極める術とは
退職代行って実際どうなの?クズ認定される?利用者に聞いてみた
ここでは、退職代行サービスを使って実際に退職した人のリアルな体験談を紹介していきます。
人によってさまざまな退職理由がありますので、同じような理由で退職について悩んでいる場合や、「クズ」「ありえない」「非常識」という意見がどうしても気になって退職代行サービスの利用を諦めてしまう、という人はぜひ参考にしてみてください。
退職代行サービス体験談①
パワハラ上司と決別!会うこともないからストレス0!(24歳:ドライバー)
明らかに僕のことだけを嫌っていて、あからさまな嫌がらせをしてくる上司に嫌気がさして退職したいと思うようになりました。
ただ、大きな会社ではなかったので人事部がなく、辞めるなら直接上司に伝えないといけないというのがネックになって、これまでズルズル仕事を続けてしまっていました。
そんな時に退職代行サービスの存在を知って、値段も安かったので依頼してみました。
正直、職場の雰囲気が体育会系ということもあって、周りから見れば退職代行を使うなんてありえないと思われたかもしれません。
でも、もう会うこともないのでどう思われているかも気にならないし、大嫌いなパワハラ上司ともおさらばできて、今では新たな環境で働いています!
・パワハラ上司と直接会う必要がない
・料金が安い
・いつ質問しても回答がすぐに返ってくるので、精神的に不安にならなかった
退職代行サービス体験談②
3日間しか働いてないけど限界でした。即日退職で生き返った!(20歳:工場勤務)
給料は安い、勤務時間は長い、業務内容がつまらない、人間関係も悪い。
職場環境や待遇面が改善される兆しがなかったので退職を決めたのですが、まだ3日しか働いていないのでさすがに直接言いにくく、退職代行サービスを使いました。
価格が安い上に対応も早くて、即日で退職することができました!
退職代行サービスを使って辞めたことを職場がどう思ったかはわからないですが、「これを機に退職先の会社が職場環境の改善を進めるそうです」と退職代行サービスの方から聞いて少し気分が明るくなりました。
ありがとうございました!
・相談してからのレスポンスが早くて、即日退職もできた
・費用が安かった
・直接会わなくていいので、気まずい思いをすることなく辞められた
退職代行サービス体験談③
先輩が退職届を出して怒られていた…即日退職で正社員の道へ!(25歳・契約社員)
契約社員から正社員になりたくてこれまで働いていましたが、いつまで経ってもなれそうにないので退職を決意しました。
でも、前に先輩が退職届を出したときに「みんな忙しくしてんのによく辞めるなんて言えるな」と圧力をかけられていたのを見て、怖くて言えないので退職代行サービスにお願いしました。
退職代行サービスを使ったことで先輩に何か言われるかなと心配でしたが、直接やりとりすることがないので気にならなくなりました!
転職活動をすぐにはじめたかったので、即日退職できたことが何より嬉しいです。
いつでもスピーディに対応してくれる点も、とても信頼できました。
・即日退職ができた
・怖い上司に直接会わずに退職できた
・対応がスピーディで丁寧だった
※ご紹介した体験談や口コミは、実際に「男の退職代行」や「わたしNEXT<女性の退職代行>」を利用された方のご意見です。
退職代行サービスを利用するかどうか悩んでいる人の中には、周りからクズや非常識と思われないかどうかが気になってしまうという人も多いかもしれませんが、退職代行サービスを使うと、会社と退職希望者の間に直接的なやりとりが発生しないため、会社にどう思われているかを知るすべはありません。
退職した後に退職先と関わりを持つ可能性も限りなく0に近いため、退職先にどう思われているかが退職代行サービスを利用した人のその後の人生に関係してくることもありません。
また、退職代行サービスは「クズ」「ありえない」「非常識」という人たちもいるから退職したことが転職先にばれないか心配、という人もいるかもしれません。
結論として、退職代行サービスを利用して退職したかどうかは基本的に次の就職先に知られることはありません。
特に、全く異なる業種へ転職する場合には、転職先の会社に退職代行サービスを利用して退職したことを知られることはまずないでしょう。
退職代行はありえない?非常識?実際クズ認定されたか利用者に聞いてみた、まとめ
本記事では、退職代行サービスを使うこと自体が非常識でありえない行為かどうかに始まり、「クズだ」「ありえない」といわれる退職代行サービスを実際に使ってみた人のリアルな声まで、それぞれ紹介してきました。
繰り返しになりますが、退職代行サービスは違法なものではなく、退職希望者たちの不安や問題を解消してスムーズな退職を叶えるために生まれたものです。
今はまだ退職代行サービスに対する否定的な声も挙がっていて、「退職代行サービスを使うなんて甘えだ、ありえない」「そんな非常識な人はどこの会社でもやっていけない」「クズが使うものだ」などと言っている人もいますが、それらの意見はごく一部の人たち(大体はブラックな人たち)のものであることを知っておく必要があります。
また、退職先に退職代行サービスを使ったことについてどう思われるか不安という人もいるかもしれませんが、退職した先にどう思われたかを確かめるすべはありませんし、退職先がたとえ「クズ」「ありえない」「非常識」だと感じたとしても、退職代行サービスを利用した人へ直接連絡が来ることはありません。
「退職先からどう思われているかはもう関係ない」と割り切ることで、次の職場でも歯切れよくスタートを切れるはずです。
これまで解説したように、退職代行サービスに対して「クズ」「ありえない」「非常識」という意見が存在することは確かですが、それ以上に退職代行サービスを使われた会社の問題の方が大きく、我慢してストレスで体調を崩したら取り返しがつかなくなります。
また、退職に関する自分の悩みを解決するという意味で、選択肢の1つとして考えてみるとよいでしょう。
退職は、自分のためにするものです。
周りの目を気にしすぎることなく、自分に合った方法により円滑でスピーディな退職を目指しましょう!
退職代行とは。またその利用方法
退職代行とは、自分で「辞めたい」と言えない場合や、会社への要望を代弁して欲しい場合などに、会社へ行くことなく職場の人と誰とも会わないで退職手続きをすることができる退職の代行サービスです。
「男の退職代行」「わたしNEXT<女性の退職代行>」では、辞めたいのに会社が辞めさせてくれない方や、パワハラなどのハラスメントで苦しんでいる方、退職したいと言えない方、うつ病やうつ症状などで精神的につらい方の味方になり、次の一歩へ進むための助けとなるべく退職代行サービスを提供しています。
また、退職手続きについてもしっかりサポートしますので、退職の流れや手続きがよくわからない方でも安心してお任せいただけます。
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