仕事を辞めたいけど怖いから言えない…円満退職を実現する対処法とは?

仕事を辞めたいけど怖いから言えない…円満退職を実現する対処法とは?

「仕事を辞めたいと思っているものの、上司から何か言われるのではないかと怖くて言えない」というのは、決して珍しい話ではありません。特に、パワハラやモラハラなど、上司や会社からのハラスメント行為が原因で「仕事を辞めたい」と決意した場合、自分で言えないという人は多いはずです。

本記事では、ハラスメント行為をはじめとしたさまざまな理由から「仕事を辞めたいと伝えること自体が怖い」「上司に引き止められそうで言えない」と感じている人が円満退職するための対処法やポイントを中心に解説していきます。

また、仕事を辞めたいと言えずに働き続けてしまっている人には今後どのようなリスクが考えられるか、という点もあわせて解説していきますので、もし今退職したいと言えない状況にある人はチェックしてみてください。

怖いときはこれ!円満退職に向けた対処法とコツ。伝え方や注意点とは?

【怖いときはこれ!円満退職に向けた対処法とコツ。伝え方や注意点とは?】

上司が怖くて退職したいと言えない、仕事を辞めたいと伝えること自体が不安、人材不足を気にして辞めると言えない、他の人に迷惑がかかると思い踏みとどまってしまうなど、さまざまな理由で仕事を辞めたいと言えない人がいるかと思いますが、おそらくそのほとんどが「できることなら円満に仕事を辞めたい」とも思っているのではないでしょうか。

まず、退職を伝える場合には、
①仕事を辞めたい旨を自分で伝えて退職する方法
②退職代行サービスを利用して会社と直接関わりを持たずに退職する方法
の2通りがあります。

はじめに「①仕事を辞めたい旨を自分で伝えて退職する方法」について、3つのポイントがありますので紹介していきたいと思います。

ポイント① まずは直属の上司に伝える

円満退職を実現するためには、仕事を辞めたいという意思を伝える順番にも注意が必要です。基本的に、仕事を辞めたいという意思はまず直属の上司に伝えるようにしましょう。
退職希望者が直属の上司を飛ばしてさらに上の役職者へ先に退職の意思を伝えてしまうと、上司とさらに上の役職者との関係性が悪くなったり、情報共有の仕方でトラブルに繋がりかねません。

ポイント② 退職理由は前向きに伝える

退職トラブルを避けるポイントとして、退職理由はポジティブに伝えるようにしましょう。「業務内容に不満があった」など会社の批判にあたる理由は避けて、「新しい職種に挑戦したい」などの前向きな理由にするとベターです。会社への愚痴ともとれる内容を退職理由にしてしまうと、「改善するから辞めないでほしい」と引き止められたり、上司を不快にさせてしまい退職トラブルに発展する可能性もあります。

ポイント③ 退職希望日の1~3ヵ月前には伝える

会社の就業規則によって幅はありますが、仕事を辞めたい場合、会社へは退職希望日の1~3ヵ月前に伝えるのが一般的です。
後任への引き継ぎを行うことも考えると、仕事を辞めたいという意思が固まったタイミングで会社に伝えておくとよいでしょう。

一方で、これら3つのポイントは、直属の上司に直接伝えることが怖い、パワハラを受けていて言えないなどの場合には実行することが難しいでしょう。

そういったケースで若者を中心に話題になっているのが「②の退職代行サービスを利用して会社と直接関わりを持たずに退職する方法」です。

退職代行サービスとは、退職代行サービス事業者が依頼者(退職希望者)の代わりに会社との直接的なやりとりを代行するもので、依頼者が会社や上司と顔を合わせることなく退職できるというものです。

「仕事を辞めたいとは思っているが自分ではどうしても言えない」「とにかく上司が怖いからすぐ辞めたい」という人にとって、退職代行サービスは精神的な負担なしで即日退職を可能にする唯一の方法となります。

現在は数多くの退職代行サービス事業者が存在していて、事業者によって細かなサービス内容や金額は異なりますが、LINEやメールなどのアプリやコミュニケーションツールを使って24時間対応で相談に乗ってくれる退職代行サービスもあります。

深夜や早朝でも対応してくれる退職代行サービス事業者を選べば、即日退職が可能であったり、不安な点や疑問点がでたときにすぐ回答してくれたりするため、退職の流れの中で起こりうる余計なストレスを解消することができます。

退職代行サービスは無料で相談することも可能ですので、「自分では言えないかも…」という人は一度相談してみても良いかもしれません。

(「男の退職代行」や「わたしNEXT<女性の退職代行>」では、24時間365日無料相談が可能です。)

本当は今すぐ仕事を辞めたい!でも辞めたいのに言えない理由7選

【本当は今すぐ仕事を辞めたい!でも辞めたいのに言えない理由6選】

心では今すぐにでも仕事を辞めたいと思っているのにどうしても自分で会社に言えないという人は、なぜそこまで抵抗を感じてしまうのでしょうか?
漠然と「怖いから」としてまとめるのではなく、「仕事を辞めたいと言えない理由」をはっきりさせておくことで、どのように対処すべきかが見えてくるかもしれません。

ここでは、仕事を辞めたいけど怖いから言えない…という人のために、なぜ言えないのかを具体的に明らかにしていきたいと思います。

人手不足で言えない

仕事を辞めたいと言えない人の中には、責任感の強さから「自分が退職することによって誰かに迷惑をかけてしまうのではないか」と考えている人もいると思います。

特に、これまで同じ会社に長く勤務してきた人であれば、同僚やお世話になった上司に迷惑がかかってしまうかもしれない、という気持ちから遠慮してなかなか言えないという場合もあります。

引き止められる可能性がある

一度仕事を辞めたいと伝えたことがある場合には、その際に給与面などの待遇改善を理由に引き止められて断り切れなかったため、今回もそうなるのではないかと怖い、ということも考えられます。
また、繰り返しお願いされると強く辞めたいと言えないなど、性格的に断り切れない場合もあるでしょう。

仕事を辞めたいと伝えてから退職日までの期間が気まずい

自分で仕事を辞めたい旨を伝えた場合、通常は伝えてから退職日までの間、1ヶ月から3カ月ほど出社する必要があります。
退職を伝えたことで上司や同僚の態度が変わったり、「その期間に何か嫌がらせをされそうで怖い」という思いから言えないこともあるでしょう。

上司が怖い・パワハラやセクハラされている

すでに現在パワハラやセクハラなどのハラスメントを受けている場合には、上司が怖いという理由から言えない、という人が最も多いでしょう。
会社の上司や同僚から嫌がらせをされた経験がある人、人間関係に不安がある人も同様です。

転職先が決まっておらず、退職後が不安

会社に対して怖いという気持ちを抱いていないとしても、転職先が見つかっていない場合は退職後の生活に不安が残り、言い出せないケースもあります。
または、次の職場で「前の会社のほうがよかった」と後悔する可能性などを考え、踏みとどまってしまう可能性もあるため辞めたいと言えないこともあるようです。

家族の反応が心配

パートナーがいる、子どもがいる、両親と一緒に暮らしているなど、家族と暮らしている場合には「転職すると給与が下がる」「引っ越しが必要になるため、家族の負担になる」などの理由で、仕事を辞めたいと言えないこともあるようです。

社長が強すぎて怖い・損害賠償請求されそう

ブラック企業やワンマン経営の会社では、社長の性格が強すぎて仕事を辞めたいと言えない人も多いでしょう。
また、辞めたいと言ったら「損害賠償請求するぞ」と脅してきたりする可能性もあり、怖いから言えない人もいます。

退職が伸びるとどうなる?辞めたいと言えない期間に起こりうるリスク

「仕事を辞めたい」と伝えることはとても勇気のいることで、なかなか自分から言えないという人も珍しくありません。ただ、我慢しながら仕事を続けていたとしても、自分自身にメリットがないばかりか、デメリットの方が多いといえます。

ここでは、「仕事を辞めたい」と言えないまま仕事を続けてしまうと、自分自身にどのようなリスクがあるのかを3つご紹介していきます。

仕事へのモチベーションが低下してスキルアップできない。職種によっては怪我をしてしまう

仕事を辞めたいと思いながら業務にあたっていると、どうしてもモチベーションは下がる傾向にあります。

モチベーションが下がると仕事の成果も出にくくなり、社内での評価や集中力も低下する恐れがあります。

また、それによってさらなるモチベーションの低下につながるなど悪循環に陥ってしまい、スキルアップの機会を逃してしまったり、職種によっては怪我をしてしまうことも考えられます。

ストレスが蓄積されてしまい精神的にダメージを受ける、病気になってしまう可能性がある

ストレスを感じながらも我慢して仕事を続けていると、目に見えた変化がなくともストレスが蓄積されていきます。

それにより精神的にダメージを受けたり、ストレスが原因となって病気に発展してしまう可能性もあります。

精神的な病気は、一度かかってしまうと治療に時間がかかる傾向にありますので、「仕事を辞めたい」と思ったらなるべく早い段階で伝えることがベストです。

転職が難しくなる

「仕事を辞めたい」と言えないまま同じ会社で年齢を重ねていくと、将来的に転職先を見つけることが難しくなります。

会社は、同じスキルを持った2人が同時に応募してきた場合、今後の成長力を考えて若い世代を採用する傾向にあります。

特に異業種への転職を考えている場合は、年齢が採用基準として関わる可能性が高いことを年頭に置くようにしましょう。

仕事を辞めたいけど怖いから言えない…円満退職を実現する対処法とは?まとめ

本記事では、仕事を辞めたいと思っていても「上司が怖い」「人材不足で引き止められそう」「退職日までの期間が嫌」などさまざまな理由で悩んでいる方に向けて、対処法や伝え方のコツ、退職が伸びることによるリスクなどを紹介してきました。

退職希望者が「仕事を辞めたい」と自分で伝えることができれば問題ありませんが、上司や会社の反応が怖くてどうしても自分で仕事を辞めたいと言えない、という人は退職代行サービスを利用するという選択肢もあります。

退職代行サービスを利用した場合、退職代行サービス事業者が退職希望者に代わって会社や上司との間に入り退職を進めてくれるため、退職希望者は会社と直接やりとりをする必要はなく、嫌な上司や怖い上司と会わずに即日退職をすることが可能です。

「仕事を辞めたいけど言えない」と悩んでいる時間にもデメリットがありますので、自分で仕事を辞めたいと伝えられるか不安、上司に何か言われそうで怖い、という人は一度退職代行サービスへ相談してみることも一つの手です。

今回紹介した対処法やポイントを活用して、退職に関する不安を取り除いていきましょう!

 

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退職代行とは。またその利用方法

退職代行とは、自分で「辞めたい」と言えない場合や、会社への要望を代弁して欲しい場合などに、会社へ行くことなく職場の人と誰とも会わないで退職手続きをすることができる退職の代行サービスです。

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